日本の文化体験 ~運動会~
10月6日、当センターにて日本文化体験の一環として「運動会」を開催しました。
10月は“スポーツの秋”といわれる季節です。日本では秋になると多くの学校で運動会が行われ、スポーツを通して体を動かす楽しさやチームワークの大切さを学びます。今回の運動会も、生徒たちに日本の文化を体験してもらうことを目的として企画しました。
今回の運動会では、青・白・黒の3チームに分かれて競技を行いました。
どのチームも声をかけ合い、チームワークを発揮しながら一生懸命取り組んでいました。

競技の前にはみんなで毎日行っているラジオ体操をしました。
競技内容は以下の6種目です。
- ボール送り
- 椅子取りゲーム
- 借り物競争
- 玉入れ
- 〇✖クイズ
- リレー

椅子取りゲームの様子
中でも大きな盛り上がりを見せたのは「借り物競争」です。
3カ月以上日本語を学んでいる生徒たちには、お題を日本語で出題しました。
「青い服を着ている人」「メガネをかけている人」など、日本語を理解して行動する必要があるため、“遊びながら学ぶ”良い機会となりました。
生徒たちは少し緊張しながらも、日本語で一生懸命コミュニケーションをとり、笑顔でお題をクリアしていました。

借り物競争のお題の日本語を読んでいる様子
ラオスでは日本のように大規模な運動会を行う習慣はあまりありません。
そのため、生徒たちにとってはとても新鮮な体験となりました。
競技を通して協力することや、チームの一員として頑張る楽しさを感じることができたようです。
多くの生徒が「またやりたい!」と感想を話してくれました。
今回の運動会は、単に体を動かすだけでなく、日本文化の理解や仲間と協力することを学ぶ大切な時間となりました。
日本での実習生活では、チームワークや協調性がとても重要です。
その第一歩として、このような活動を通じてお互いを理解し合い、助け合う姿勢を育てることができたと感じています。
閉会式では、みんなで記念撮影を行いました。
勝ったチームも負けたチームも、みんなが笑顔で終えることができた素晴らしい一日でした。
今回の経験を通して、生徒たちがより日本の文化に親しみを持ち、これからの学習や実習に前向きに取り組んでくれることを願っています。

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